対馬市父娘殺害放火事件(つしましおやこさつがいほうかじけん)とは、長崎県対馬市で発生した殺人・放火事件。

事件当事者

受刑者S

本事件の加害者とされた男S・H(以下、「S」と表記)は、逮捕当時38歳で、対馬市美津島町鴨居瀬に住んでいた。Sは鉄工所を経営しており、事件発生の直前には被害者A(後述)から漁船の修理を依頼されていた。

  • 捜査段階から殺人と放火の容疑を否認。刑事裁判では無罪を主張するも、死刑を求刑され、一審で無期懲役の判決を受け、控訴するも棄却され、さらに最高裁に上告するも棄却されて無期懲役が確定し、服役中。
  • 現在、被害者の遺族からは損害賠償を求める民事訴訟を起こされている。

被害者

男性A
  • 享年65。被害女性Bの父親であり、生前は漁業を営んでおり、殺害される直前にはSが経営する鉄工所に漁船を預け、エンジンの交換を頼んでいた。
女性B
  • 享年32。被害男性Aの次女であり、生前は診療所職員であった。Sとは面識はなかった。

事件

以下、裁判所の認定した事実認定による。

2016年12月6日から7日にかけて、男Sは、男性Aから依頼された漁船の修理を巡ってAとトラブルになり、対馬市内のA宅で、Aを鈍器のようなもので殴り殺害。A宅でAの次女であるBも同様に殺害し、ガソリンや灯油をまいてA宅に火をつけ、A宅を全焼させたとされる。

出典


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